三条 中華亭
三条は新潟県でも特異なところではないでしょうか。三条はいわずと知れた金物・工具の町として有名です。いやもっと別な言い方をすると「あきんど(商人)」の町として名を馳せています。三条商人は「生き馬の目を抜く」とも揶揄されます。それだけ商才に長けた人が多いのです。ちなみにホームセンターのコメリやムサシ、カタログショッピングのハーモニック、オーシャンシステムやコロナ、三條機械などそうそうたる会社があります。
この辺が燕と違うところです。燕にはこのような大きな会社はありません。
この辺に燕と三条の違いはあるのだと私は思います。
ちょっと話がそれましたが、今日は三条の中華亭に久しぶりに寄りました。三条は食堂が滅茶苦茶多く本格的なあっさり中華やカレーラーメン、焼そば、背脂中華と美味しいお店が実に多くあります。
背脂中華は三条のラーメン業界で見ると本流でもなんでもないのです。
でも三条の背脂中華は強い人気があります。その中心にあるのが、「いこい」「中華亭」「福来亭改め龍華亭」の三店です。今日訪ねた中華亭は三条の荒町の体育館前にあり熱烈なファンが多く居るお店です。
今日は「中華大油」を頼みました。ここは醤油に独特のこだわりがあります。「いこい」さんと「中華亭」さんはその醤油味において対照的です。前者は甘く、後者はしょっぱいように思います。
ここはもう各人の好みになってきます。
それにしてもこの「燕三条の背脂中華」というのは実に不思議というよりは特異なラーメンとつくづく思います。繊細・淡白の対極にあるラーメンです。甘塩っぱくて、脂ギトギトで、麺がうどんのような食感で・・・と。
これは燕の洋食器産業に従事した工員が求めた味なのです。それは磨きと呼ばれる研磨作業、地金から型抜きするプレス作業。いずれも単調で数をこなす作業で長時間の重労働。当然求める味はこってりとして、甘塩っぱく、腹持ちのいい食べ応えのあるラーメンなのです。
今の流行り廃りのあるラーメン業界においても確固たる地位を占めている背脂ラーメンに鼻が高い私でした。
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